理解力トレーニング-実際の本をスピーディに読むトレーニング
■いよいよ実際の本を使って速く読んでいきます
これまで、
・普通の速度で本をより深く(しっかりと)読むトレーニング
・読視野を広げるトレーニング、
・視点の動きを素速くし、認知にかかる時間を縮めるトレーニング、
・視線を規則正しく動かすトレーニング
などを行ってきました。
さて、今日からいよいよ本を速く読むトレーニングをしていきましょう。
今までのように、ゆっくりと読むのではなく、スピードを上げて理解をしながら本を読んでいきます。
このトレーニングを理解力トレーニングといいます。
理解力トレーニングは、速読のトレーニングの中でも、もっとも重要なトレーニングで、時間も一番多く費やします。
■「速さ」と「理解」は両立しにくい
今までのトレーニングを通して、まだ完璧とは言えないまでも、
「広い範囲を素速く見る」ことに、ある程度慣れていただいたと思います。
この文字の見方が速読の読み方の基本になります。
そして、これからこのような見方で本を読んでいくのですが、
「文字が見えたからといって読める(内容がわかる)わけではない」ですね。
「広い範囲を素速く見て、内容がわかる」
これが速読ですが、どうしても始めは
「広い視野を意識してすばやく見ると内容がわからない」ですし
「内容を読み取ろうとするとせっかく広げた視野が狭まってしまう」
という状態になってしまいます。
つまり
「広い視野で素速く見る」
「内容をしっかりと理解する」
この2つは、なかなか両立しにくいのです。
今まで、自分で速読のトレーニングをして、挫折してしまった方は、
この部分でつまずかれた方が多いのではないでしょうか。
■それではどうしたらいいのか
そこで、はじめから、この2つを両立させるのではなく、
はじめは1冊の本を視読(しどく)と読解(どくかい)という2種類の読み方で交互に読んでいきます。
視読とは、広い視野とスピードを重視した読み方
読解とは、内容理解を重視した読み方
理解力トレーニングは、この2つの読み方を交互に、または理解とスピードのバランスを変えながら読むことによって、
脳に適度な負荷をかけ、徐々に「広い範囲を素速く見て、内容がわかる」という、速読本来の読み方に近づけていきます。
最初はこのように2度読みをしますが、
最終的には1度の読みで、スピードと理解を兼ね備えた読み方ができるようになりますのでご安心下さい。
速読法について
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- 多読こそもっとも重要なトレーニング
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