視点移動-視点がとどまる時間を短縮するトレーニング
■すばやく「見る」ことにより、ものを認識するスピードを上げる
視幅拡大トレーニングで広い範囲をハッキリと見るトレーニングをしましたが、 いくら広い範囲が見えても、それをじぃっとと見ていては読むスピードは上がりません。
そこで、今回はすばやく見るというトレーニングをします。
このような教材を使います。
トレーニング方法
●を1から順に、なるべく速く10まで見ます。
10まで行ったら、また1から順に見ていきます。
それを1分間で何周できたか、カウントしてください。
なお、この画面のものは説明のため●に数字が入っていますが、教材には入っていません。
何度か行っているうちに、文字(数字を含む)は覚えてしまうため、実際は見えていなくても見た気になってしまうからです。
教室では回数以外にも、目の動き方(読みが速い方ほどリズミカルにキビキビと動く)や、力の入り具合(速い人ほど力んでいない)を見ますが、そういったことは、なかなか自分ではわからないので、回数だけカウントしてください。
視点の移動は速ければ速いほどよいのですが、最初からあまり急ぎすぎると、見方がいいかげんになってしまいますので、最初はあまりスピードを気にせず、1つずつしっかりと見ましょう。
慣れてきたら少しずつペースを速めていってください。
横型で行い、同じように縦でも行ってください。
このトレーニングの目的は
1、ものを見る(認識する)時間を短縮する
2、次に見るものへの視点の移動を速める
3、目を動かす筋肉を鍛える
の3点です。
特に重要なものが、1の、「ものを見る(認識する)時間を短縮する」というものです。 速読の基本原理は読視野拡大と、それを認識するのにかかる時間を短縮するという点です。 たとえば、視野の拡大が2倍程度でも、文字の認識にかかる時間を半分にできれば4倍程度の読書スピードが得られます。
このトレーニングは、最初は1つずつの点をしっかり意識しながら見ます。徐々に自分でスピードを上げるように意識しますが、慣れてくると素速く見ようと思うだけで、目が自動的に(という感覚で)動くようになります。 そうなるまでトレーニングを行いましょう。
速読法について
- セミナー速読法の基本的原理
- 誰にでもできる科学的速読法
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- 自分でできる速読トレーニングとは
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- 視点移動(2点移動)
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- 記号トレーニング
- 文字トレーニング
- 記号・文字トレーニング ステップ3
- 理解力トレーニング
- 理解力トレーニングに使う本
- 視読トレーニング
- 読解トレーニング
- 理解力トレーニングのまとめ
- どれくらいの速さで読んだらよいのか
- 理解力トレーニングが進んだら
- どこでもできるトレーニング
- イメージ力を鍛える
- 記憶力を鍛える
- 国語力をつける・内容を頭に残す
- 新聞を読もう
- 多読こそもっとも重要なトレーニング
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