理解力トレーニングのまとめ
■最後に速度を計算します
内容の確認が終わったら速度を計算してください。
この作業は最後で構いません。
よく教室でも読解後、すぐにスピードを計算する方がいます。
「早く結果が知りたい」という気持ちはわかるのですが、読解後の記憶はとてももろいので、計算などの別の作業をすると、どんどん忘れてしまいます。計算は後でもできるので、ある程度訓練に慣れて、読解もしっかりと頭に残るようになるまでは、読み終わったらすぐに内容の書き出し(思い返し)を行うようにしましょう。
そして、この数字を元に、次の本の視読と読解の目標時間の計画を立てます。
■本に興味を持つ
また、説明の都合で、順番が前後してしまったのですが、視読の前に、本のトビラなどを見て、
「これはどんな話なんだろう」と強く考えてください。
人は誰でも興味のある話だと、頭に入りやすく、興味のない話だとなかなか内容が頭に入ってきません。
文字の見方もありますが、実はかなり「気分」や「興味」に影響されるのです。
ですから、まずその本に対して興味を持つこと。
これが訓練の結果に大きく影響をしてきます。
■理解力トレーニングのまとめ
ここまでが理解力訓練の流れで、まとめるとこうなります
1,内容の想像 (これから読む本に興味を持ちましょう)
2,視読 (読解の1.5倍~2倍くらいのペースで、サッと流すように見る)
3,単語の書き出し (30個程度を目標に)
4,読解 (「わかる」ギリギリのスピードで)
5,内容の書き出し (なるべく細かい所までしっかりと。書き出さない本も思い返しを)
6,確認 (次の本のペースはとれくらい?)
7,速度の計算 (最後に行いましょう)
理解力トレーニングでは本1冊につき、この1~7の作業を繰り返します。
速読法について
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