番外編-記憶力を鍛える
■なぜ速読に記憶力が大切なのか
記憶には短期記憶と長期記憶があります。
長期記憶とは「一度聞いたことは忘れない」とか「あの人は記憶直がよいが、私は悪い」とか、
要するに、日常用語的に使われる記憶力のことをいいます。
長期記憶は読んだ内容を忘れないという点で、読書にはとても大切です。
一方の短期記憶は読む課程で大切です。
中でも特に作業記憶(ワーキングメモリー)と呼ばれるものが重要です。
作業記憶とは、「ある作業を継続中、覚えておかなくてはならない記憶」です。
つまり電話で番号を押している間は覚えている番号の記憶です。
この記憶力がなぜ速読に関係するかといいますと、
本を読んでいるとき、現在のページに書かれていることは、普通は前に書かれていることをふまえて書かれています。
前のページの内容を忘れてしまっては、現在のページを読むことができません。
また、文章は一連のつながりとして書かれているので、一連のつながりとして頭にインプットしないと理解できません。
もし作業記憶に問題があると、少し長い文章の、最後の部分を読んでいる時に、書き出しの部分を忘れてしまい、
「この文はなんのことが書かれていたのだろう」ということになります。
■記憶力を鍛えよう
当スクールではそのような記憶を高める講座も開設していますが、ここは
「自分で行う速読トレーニング」ですので、
特別な手段は使わずに、以下のように、常に記憶を心がけるということで日常から記憶力を鍛えるようにしてください。
例)
・いろいろな文章を一気に読んで、記憶に残るか何度も試してみる
・無意味に並べられた数字を覚える
・看板などを一気に覚える
・パソコンなどで原稿を打つ場合は、極力長い文章を覚えて原稿を見る回数を減らす
・友人の住所などを覚えてみる
・読んだ新聞の内容を数時間後に詳細に思い出してみる
要は、様々なことを「覚える」ということを常に意識しながら生活をするということです。
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「忘れる」ということは思い出せなくなるだけだ。記憶脳(海馬)は簡単トレーニングで増やせます。