記憶脳・海馬2
■海馬の神経細胞は衰えやすく、ストレスによって死滅する
高齢者は一般に昔のことはよく覚えているのに、最近のことは覚えられない傾向があります。
新しい記憶を作るのは海馬ですから、海馬は鍛えなければ衰えやすいということを意味します。
そしてストレスを受けると、副腎皮質ホルモンのコルチゾルが過剰になり、海馬の神経細胞が死滅してしまうことが分かっています。
ベトナム戦争の帰還兵は海馬が極端に萎縮していたそうです。また幼児期に虐待された人も海馬が萎縮しているそうです。
極端なストレスにあった時、苦しく悲しい状況を忘れるためのメカニズムが働くのです。
すべてを忘れなければ生きていけないわけです。
妊娠中のネズミにストレスを与えたところ、生まれてきた子ネズミは成長してからも海馬の働きが弱く、記憶力は一生劣ったままだったという報告もされています。母親の受けたストレスが子供の一生に影響を与えてしまうわけです。
ストレスは記憶の敵といえます。覚えられないと悩むこともストレスをため込むことになり、ますます記憶力を低下させることになります。ストレスから海馬を守るには、ストレスを発散する方法を身につける必要があります。その方法の一つとして、記憶法トレーニングでも行う、脳波をアルファ波の状態にし、リラックスする方法があります。
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