記憶脳・海馬1
■海馬の神経細胞はトレーニングによって増える
海馬は記憶を司るところであり記憶脳といってもさしつかえありません。海馬がないと新しいことが記憶できなくなります。
有名な症例で、アメリカのH・Mというイニシャルで呼ばれている患者の例があります。H・M氏は重傷のてんかんを患ったために、海馬を切除する手術を受けました。
この切除によって、てんかんの症状は改善されましたが、重度の記憶障害が発生し、新しいことを記憶できなくなりました。
しかし手術前の記憶は保持されていました。
これは動物実験でも確認されており、海馬を切除されたネズミやサルは新しいことを記憶できなくなります。
最近の研究で海馬の神経細胞が増殖することが分かってきました。イギリスの認知神経学者マグワイアは、ロンドンの複雑な道路を記憶しているタクシー運転手の海馬を調べ、経験の長い人ほど海馬が大きくなっていることを発見しました。これはタクシー運転手に限らず、頭をよく使えば、同様の現象が見られるはずです。
海馬の神経細胞はトレーニングによって増やせるのです。しかもそれは年齢に関係ないということがわかったのです。
記憶法のトレーニングによって海馬の神経細胞を増やすことができるのです。
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「忘れる」ということは思い出せなくなるだけだ。記憶脳(海馬)は簡単トレーニングで増やせます。